メンズスキンケアの順番は「落とす→補う→守る」
洗顔の次は化粧水なのか、それとも先に髭を剃るのか。ここで手が止まる人は多いはずです。順番を覚えようとするほど混乱しますが、実はやることは3つしかありません。汚れを「落とす」、うるおいを「補う」、最後に「守る」。この並びさえつかめば、朝も夜も、髭剃りの日も応用が利きます。そこで、まずは全体像を先に押さえましょう。
朝は洗顔→保湿→日焼け止め
まず朝の基本は、洗顔で寝ている間の汗や皮脂を落とし、化粧水と乳液でうるおいを補い、最後に日焼け止めで守る流れです。というのも、日中は紫外線を受けるため、朝だけは「守る」工程が加わるからです。花王も男性向けに、洗顔後に化粧水をつけ、紫外線を防ぐケアの大切さを案内しています(出典:花王)。日焼け止めは朝のケアの一番最後に置きます。
メイクをする日は、日焼け止めのあとにBBクリームなどを重ねます。逆に休日で家にいる日でも、窓から光は入るため、軽いものを塗っておくと安心です。日焼け止め自体の選び方はメンズ日焼け止めおすすめ4選で整理しています。
夜は汚れを落としてから保湿
一方、夜は「守る」工程がなく、「落とす」と「補う」の2段階が基本です。まず一日の皮脂やほこりを洗顔で落とし、化粧水と乳液、またはクリームでうるおいを補います。日焼け止めやメイクをした日は、製品の表示にクレンジングが必要と書かれていることがあります。その場合は洗顔の前にクレンジングを足してください。
落ちにくい日焼け止めを使った日ほど、洗い残しに注意します。クレンジングが要るかどうかは、その日に塗ったものの表示で判断します。ただし、毎日必ず要るわけではありません。必要な日と選び方はメンズクレンジングおすすめ5選で説明しています。
迷ったら商品の使用方法を優先する
ただし、ここまでの順番はあくまで一般的な目安です。というのも、製品によっては使う位置が違うものがあるからです。たとえば洗顔後、化粧水の前に使う導入タイプの美容液は、一般則とは順番が前後します。資生堂も、基本は化粧水のあとに乳液としつつ、製品固有の使用方法があればそちらを優先すると説明しています(出典:資生堂)。
そのため、一般的な順番より、手元の商品のラベルや公式説明を優先してください。パッケージに書かれた順番が、その製品にとっての正解です。迷ったら、まず容器や説明書を読む。これが遠回りに見えて一番確実です。
朝と夜の基本の並びは、次の早見表で確認できます。
| 時間帯 | 落とす | 補う | 守る |
|---|---|---|---|
| 朝 | 洗顔 | 化粧水→乳液 | 日焼け止め |
| 夜 | (必要な日)クレンジング→洗顔 | 化粧水→乳液・クリーム | なし |
洗顔・化粧水・乳液を順番どおりに使うコツ
基本の3品は、それぞれ役割がはっきりしています。洗顔で落とし、化粧水で水分を補い、乳液やクリームで油分を足してうるおいを保つ。つまり、この3つを正しい順で使うだけで、土台はできあがります。ここでは、それぞれの使い方で押さえておきたいコツを、順番に沿って見ていきます。量は製品ごとに違うので、一律の目安ではなく、容器の表示を基準にしてください。
1. 洗顔で汗・皮脂・汚れを落とす
まず洗顔は、次に使う化粧水や乳液をなじみやすくするための土台です。手順としては、先に手を洗い、洗顔料をよく泡立て、泡で包むように洗って、ぬるま湯でしっかりすすぎます。このとき、ゴシゴシこすらないことが一番のコツです。摩擦は肌の負担になりやすいためです。
泡を転がすように洗い、すすぎ残しがないよう生え際まで流します。洗浄力やタイプの選び方はメンズ洗顔おすすめ6選で肌の状態別にまとめています。
2. 化粧水を洗顔後の肌になじませる
次に、洗顔後の清潔な肌へ化粧水をなじませます。手のひらかコットンに取り、顔全体へやさしく広げてください。強く叩き込む必要はありません。というのも、叩いても角層より奥に入るわけではなく、刺激になることもあるからです。手のひらで押さえるようになじませるだけで十分です。
化粧水は角層までなじませ、乾く前に次の乳液へ進みます。肌質や予算からの選び方はメンズ化粧水おすすめ7選で解説しています。
3. 乳液かクリームでうるおいを保つ
最後に、乳液かクリームで油分を補い、うるおいを保ちます。両方を必ず重ねる必要はなく、使用感や肌の状態、製品の表示で選んでください。たとえば、さっぱりさせたい人は乳液、しっとりさせたい人はクリーム、というのが大まかな目安です。乾く部分だけ重ね塗りする使い方もできます。
油分は多いほど良いわけではなく、テカる部分は控えめにします。要否や選び方はメンズ乳液おすすめ6選で詳しく扱っています。
量は「たっぷり」で決めない
硬貨サイズなどの目安は製品ごとに違います。自己流で増やさず、容器や説明書に書かれた適量を守ってください。多く塗るほど効くわけではありません。
手に入りやすい例として、麗白 ハトムギ化粧水(大容量サイズ)や麗白 ハトムギ保湿乳液は、通販やドラッグストア系のECで買える化粧品です。ただし、価格や取り扱いは販売店と時期で変わるため、購入時に確認してください。まず基本の1本を試したいときの選択肢になります。
髭剃りをする日は「洗顔→髭剃り→保湿」が目安
髭剃りをどこに入れるかは、順番の中でもとくに迷いやすい部分です。基本の目安は、肌と髭を清潔にしてから剃り、そのあと保湿する流れです。ただし、使う道具やシェービング剤の有無で細かい順番は変わります。ここでは、T字カミソリと電気シェーバーに分けて整理し、剃ったあとにしみるときの対処もあわせて確認します。
T字カミソリは肌と髭を清潔にしてから
まずT字カミソリの場合、洗顔で肌と髭を清潔にし、シェービング剤をつけて剃り、すすいでから保湿する流れが基本です。というのも、乾いた肌をそのまま剃ると引っかかりやすく、負担になりやすいからです。剃る前に肌と髭をやわらかくしておくと、刃の滑りがよくなります。
シェービング剤の有無で順番が変わるため、まず製品の表示を確認します。剃ったあとは化粧水と乳液でうるおいを補い、髭剃り後の肌をすこやかに保ちます。
電気シェーバーは機種の説明書を確認
一方、電気シェーバーは機種によって使い方が分かれます。乾いた肌に使うドライ式、洗顔料やジェルをつけて使えるウェット対応など、対応が異なるためです。したがって、一律に「洗顔の前」「後」とは決められません。まず説明書で対応タイプを確認してから、順番を決めてください。
ドライ式かウェット対応かで、洗顔との前後が変わります。なお、どちらのタイプでも、剃り終えたあとに保湿を入れる点は共通です。剃ったあとの肌は乾きやすいので、忘れずうるおいを補いましょう。
髭剃り後にしみるときは使用を中止して確認
剃ったあとにヒリつく、しみるという場合があります。このとき、香料やアルコールが原因だと決めつけて自己判断で対処しないでください。原因はひとつとは限らないためです。しみる状態が続くなら、いったん使用を中止し、製品の表示に従います。
赤みやかゆみが続くときは、無理に重ねず皮膚科へ相談します。なお、肌に合うかどうかは人によって差があります。新しい製品は、いきなり顔全体に使わず、少量から試すと安心です。
| 道具 | 始める前 | 洗顔との順番 | そのあとのケア |
|---|---|---|---|
| T字カミソリ | 洗顔+シェービング剤 | 洗顔の後 | すすいで化粧水・乳液 |
| 電気シェーバー(ドライ式) | 乾いた肌のまま | 洗顔の前が多い | 洗顔後に化粧水・乳液 |
| 電気シェーバー(ウェット対応) | ジェル等を使う | 説明書に従う | 化粧水・乳液 |
美容液・パック・オールインワンは必要な日だけ追加
基本の3工程に慣れたら、必要に応じて追加のアイテムを差し込めます。ただし、いきなり全部を一度に始めると、合わなかったときに何が原因か分からなくなります。そのため、追加は1つずつが原則です。具体的には、美容液・パック・オールインワンを、それぞれどこへ入れるかと、どんな日に使うかを整理します。
美容液は商品ごとの指定位置へ
まず美容液は、一般には化粧水の後に使う例が多いアイテムです。ただし例外があります。洗顔後、化粧水の前に使う導入タイプ(ブースター)のように、製品ごとに指定位置が違うためです。したがって、まず商品の表示で使う位置を確認してください。一般則を優先すると、順番を間違えることがあります。
美容液は「化粧水の後」と決めつけず、製品の指定に従います。肌の状態や予算からの選び方はメンズ美容液おすすめ4選で扱っています。
パックは種類で使う位置が変わる
次にパックは、種類によって使う位置が変わります。一般的な例として、シートタイプは化粧水の後に使い、そのあと乳液でうるおいを保ちます。洗い流すタイプは洗顔の後、寝る前に使うタイプは夜のケアの最後に、という置き方が多く見られます。種類ごとに位置が違うので、ここでも表示の確認が欠かせません。
同じ「パック」でも、シート・洗い流す・寝る前用で置き場所が違います。また、使う頻度も製品ごとに違うため、毎日ではなく指定された回数を守ってください。
面倒ならオールインワンで工程を減らす
そして、工程を増やすのが面倒なら、逆に減らす選択肢もあります。オールインワンは、化粧水や乳液などの役割を1品にまとめたアイテムで、洗顔後にこれ1本で保湿を済ませられます。続けやすさを最優先するなら有力です。ただし、朝の日焼け止めは別に必要な点だけ覚えておいてください。
工程が減るぶん続けやすく、まず習慣にしたい人に向きます。種類や続けやすさからの選び方はメンズ オールインワンおすすめ4選で紹介しています。
追加は1つずつ試す
美容液とパックを同じ日に一気に始めると、肌に合わなかったとき原因を絞れません。新しいものは1つずつ、少量から試してください。
順番より先に直したい5つの失敗
順番を正しく覚えても、使い方でつまずくと効果を感じにくくなります。よくあるのは、こする、洗いすぎる、化粧水だけで十分と決めつける、複数を一度に足す、違和感があるのに続ける、の5つです。そこで、とくに起きやすい3つを取り上げ、その場でどう戻すかとあわせて説明します。順番の見直しより先に、この点を直すほうが効くことが多いからです。
多すぎ・少なすぎを自己流で決めない
まず、量を自己流で決めるのはよくある失敗です。「たっぷり塗ったほうが効く」と思って増やしたり、逆にケチって少なすぎたりします。しかし適量は製品ごとに違います。硬貨サイズなどの目安を全製品に当てはめないでください。基準は、あくまで容器や説明書に書かれた量です。
迷ったら、まず表示どおりの量から始めて調整します。そのうえで、乾く部分だけ少し足すといった微調整をすると、多すぎ・少なすぎを避けやすくなります。
ベタつく部分と乾く部分を同じ量にしない
次に、顔全体を同じ量で塗るのも見直したい点です。というのも、テカりやすい額や鼻と、乾きやすい頬を同じ量で塗ると、脂っぽい部分だけが重くなるからです。Tゾーンは控えめ、乾く頬は少し足すという塗り分けが基本になります。ただし、これは肌質の診断ではなく、その日の状態に合わせる調整です。
一律に塗るのをやめ、テカる場所と乾く場所で量を変えます。この一手間だけで、ベタつきと乾燥の両方を抑えやすくなります。
赤み・かゆみ・刺激が出たら追加を止める
最後に、違和感があるのに使い続けるのは避けてください。赤みやかゆみ、刺激が出たときは、まず新しく足したものを止めます。このとき、一度に複数を変えていると原因が分かりません。だからこそ、追加は1つずつという原則が効いてきます。
異常が出たら使用を中止し、製品の表示に従って対応します。肌に合うかどうかは人それぞれで、合わないものは使い続けても慣れません。続くようなら皮膚科へ相談してください。
一度に全部を変えない
洗顔・化粧水・乳液をまとめて新しくすると、合わなかったとき原因を特定できません。変えるときは1つずつにしてください。
3分で自分のスキンケア順を決めるチェックリスト
ここまでを、自分の洗面台に落とし込みます。やることは3つです。手持ちの品を目的で分け、朝用と夜用に並べ、足りないものだけ選ぶ。このように並べれば、翌朝から迷わず動ける自分用の順番ができあがります。順番が続かない理由の多くは「思い出せない」「探す」なので、物として並べてしまうのが一番の近道です。
持っている物を「落とす・補う・守る」に分ける
まず、いま持っているものを商品名ではなく目的で分けます。洗顔料やクレンジングは「落とす」、化粧水や乳液・クリームは「補う」、日焼け止めは「守る」です。こうして分けると、足りない工程と重複がひと目で分かるようになります。たとえば「補う」ばかり3本あって「守る」がない、といった偏りが見えます。
商品名ではなく目的で並べると、過不足がすぐ分かります。この時点では、買い足す前に手持ちの整理だけを済ませてください。
朝用と夜用に分けて左から順に置く
次に、分けたものを朝用と夜用に分け、洗面台へ使う順に左から並べます。朝は「洗顔→化粧水→乳液→日焼け止め」、夜は「(必要な日)クレンジング→洗顔→化粧水→乳液」の並びです。左から手に取るだけで順番どおりになる配置にします。
順番を覚えるのではなく、置き方で迷わないようにします。続かない原因を「思い出す手間」と「探す手間」に絞り、それを物理的に消すのが狙いです。
足りない品だけ選び、1つずつ試す
最後に、分けてみて足りなかった工程だけを買い足します。すべてを一度に揃える必要はありません。むしろ、足りない1品から順に試すほうが、合う・合わないを見極めやすくなります。なお、新しい品は少量から始め、肌の様子を見てください。
不足している工程を1つずつ埋めれば、無理なく習慣になります。何を基準に選ぶかはメンズスキンケアおすすめ5選で、初心者向けにまとめています。
続けやすい1本を探してみる
ハダレポは、メンズ美容の商品を口コミと一緒に見比べられるサイトです。必要な工程が決まったら、実際に使った人の声を参考に、自分が続けやすい1本を探せます。使ったことのある商品があれば、感想の投稿もできます。
メンズスキンケアの順番でよくある質問
化粧水と乳液はどちらが先ですか?
基本は化粧水が先で、そのあとに乳液です。洗顔後の清潔な肌にまず化粧水で水分を補い、次に乳液で油分を足してうるおいを保ちます。資生堂も、化粧水のあとに乳液という順番を基本として説明しています(出典:資生堂)。ただし、製品によっては使う位置が異なるものもあるため、迷ったら容器や説明書の表示を優先してください。
髭剃りは洗顔の前と後のどちらですか?
道具によって変わります。T字カミソリなら、洗顔で肌と髭を清潔にしてから剃るのが基本です。電気シェーバーは、乾いた肌に使うドライ式なら洗顔の前が多く、ウェット対応なら説明書に従います。どちらの場合も、剃ったあとは化粧水と乳液でうるおいを補い、髭剃り後の肌をすこやかに保つ点は共通です。刺激を感じたときは無理に重ねず、少量から様子を見てください。
美容液やパックはどの順番で使いますか?
製品ごとの指定位置に従うのが原則です。美容液は化粧水の後に使う例が多い一方、洗顔後・化粧水の前に使う導入タイプもあります。パックはシート・洗い流す・寝る前用で置き場所が変わります。いずれも一般則より表示が優先です。追加するときは一度に複数ではなく、1つずつ試して肌に合うか確認してください。合わないと感じたら、その品だけを止めれば原因を絞れます。
朝は洗顔料を使わず水だけでもよいですか?
肌の状態しだいです。朝にテカりやベタつきが気になるなら、洗顔料を使うと皮脂や汗を落としやすくなります。乾燥が気になる人やつっぱりやすい人は、水やぬるま湯だけで軽く洗う日があってもかまいません。合う・合わないは人によって差があるので、洗い上がりのつっぱり具合を見て、自分に合うほうを選んでください。季節や体調で変わるので、固定せず調整するのがおすすめです。
オールインワンだけでも日焼け止めは必要ですか?
朝は別に日焼け止めが必要です。オールインワンは化粧水や乳液の役割を1品にまとめたものですが、紫外線を防ぐ働きは別のケアになります。花王も、洗顔・保湿とあわせて紫外線を防ぐケアの大切さを案内しています(出典:花王)。朝はオールインワンで保湿を済ませたあと、最後に日焼け止めを重ねてください。夜は日焼け止めが要らないぶん、オールインワンだけでも構いません。
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