メンズのアイブロウは「線・面・毛色」の不足で選ぶ
写真に写った自分の眉を見て、片方だけ眉尻が消えていることに気づく。あるいは、伸びた毛が目立って表情がきつく見える。こうした引っかかりを感じても、売り場でペンシルとパウダーと眉マスカラが並んでいると、どれを手に取るべきか決められません。そこで先に決めたいのが、自分の眉に足りないものです。なお、ここでいうアイブロウは眉用の化粧品を指し、眉サロンでの施術とは別の話になります。
具体的には、鏡の前で何もつけていない眉を見て、次の3つのどれに当てはまるかを考えます。つまり、毛が生えていない部分があるのか、全体がまばらで薄く見えるのか、毛の色が強くて重く見えるのか、という分け方です。この3つは必要な道具が違うため、ここを決めておくと1品で足ります。
| 足りないもの | 選ぶタイプ | できること | 濃くなったときの戻し方 |
|---|---|---|---|
| 線(毛のない部分) | ペンシル | 眉尻や欠けに毛を1本ずつ足す | ブラシでこすってぼかす |
| 面(全体のまばらさ) | パウダー | 広い範囲を薄く埋める | ブラシに残った粉で伸ばす |
| 毛色(毛の強さ) | 眉マスカラ | 毛の色と流れを整える | 乾く前にティッシュで押さえる |
毛がない部分だけならペンシル
眉尻が途中で消えている、傷あとで一部だけ毛がない、という人にはペンシルが向きます。というのも、ペンシルは細い線を引ける道具で、足りない場所だけを狙って埋められるからです。線を引くのではなく毛を足すという感覚で使うと、輪郭をなぞったような不自然さが出にくくなります。
ただし、太い線を一気に引くと、そこだけ色が濃く残ります。そこで、短い線を毛の流れに沿って何本か重ねてください。濃くなったと感じたら、描き足すのではなく乾いたブラシでこすってぼかします。
まばらな面ならパウダー
一方、毛はあるものの全体が薄く、地肌が透けて見える人にはパウダーが向きます。なぜなら、パウダーは面をふんわり埋める道具で、線を引くより境目が出にくいからです。広い範囲を薄く重ねる使い方が前提になります。
とはいえ、ブラシに粉を取りすぎると一度で濃くつきます。そのため、取ったあとに手の甲で余分を落としてから眉にのせてください。眉頭は最後にブラシへ残った分だけで足りるので、最初に触らないほうが自然に見えます。
濃い毛色を和らげるなら眉マスカラ
これに対して、毛の量は足りているのに眉だけ黒く重く見える、という人には眉マスカラが向きます。つまり、肌に色を描く道具ではなく、生えている毛の色と流れを整えるものです。足すのではなく和らげる役割だと考えてください。
また、液を含んだまま眉にあてると、一度に多くついて束になります。そこで、容器の口でブラシをしごき、余分な液を落としてから使います。毛の上だけを通し、地肌につけないようにすると、塗った感じが出にくくなります。
最初から3つそろえなくてよい
3つとも買うと、朝の工程が増えて続きません。まずは足りないものに対応する1品だけを買い、物足りなければ次を足してください。多くの人は、ペンシルかパウダーのどちらか1本で足ります。
色は髪より少しやわらかく見える方向から試す
道具のタイプが決まったら、次は色です。ここで多いのが、眉だけ明るくして浮いてしまうか、逆に真っ黒で塗りつぶしてしまうかのどちらかです。そこで基準にしたいのが、髪の色より少しやわらかく見える方向から試す、という考え方になります。
というのも、眉が髪より強く見えると、そこだけ描いたことが伝わるからです。反対に、明るすぎても顔の中で浮きます。つまり、髪の色に寄せつつ、ほんの少しだけ力を抜くのが基準です。
| 髪の色 | 試す色 | 仕上がりの方向 | 避けたい色 |
|---|---|---|---|
| 黒髪 | グレー/暗いグレージュ | 自眉の影に近く、輪郭が締まる | 真っ黒、明るいブラウン |
| 暗い茶髪 | ナチュラルブラウン/モカ | 髪となじみ、顔の印象がそろう | 赤みの強い色、黄みの強い色 |
黒髪はグレーか暗いグレージュから
黒髪の人がブラウンを選ぶと、眉だけ明るく浮くことがあります。したがって、まずはグレーか暗いグレージュを試してください。自眉の影に近い色を薄く使うと、描いたことが分かりにくくなります。
ただし、黒で塗りつぶすのは避けます。というのも、黒は毛のない部分に置いたとき、面としてはっきり残るからです。眉がもともと濃い人は、描き足すより眉マスカラで色をやわらげるほうが軽く見えます。
茶髪は明るさより赤み・黄みを合わせる
一方、暗い茶髪の人は、明るさよりも色の系統を合わせるほうがうまくいきます。たとえば同じブラウンでも、赤みの強いものと黄みの強いものでは、なじみ方が変わります。髪の色の系統に寄せることを優先してください。
なお、パッケージの色名は目安にすぎません。ナチュラル、モカ、オリーブといった名前は、ブランドごとに指すものが違います。色名を信じて選ぶより、実際に出した色を見て決めるほうが確実です。
店頭では手の甲に1本描いてぼかす
そこで役に立つのが、店頭のテスターです。具体的には、手の甲に短い線を1本描き、指かブラシでぼかしてから見ます。ぼかした後の色が、実際に眉についたときの見え方に近くなります。
あわせて、芯の硬さも確かめてください。硬すぎると肌に引っかかり、やわらかすぎると一度で濃くつきます。薄く描けるかどうかは、色と同じくらい仕上がりを左右します。
テスターを目のまわりに直接塗らない
眉やまぶたは肌が薄く、共用のテスターを直接あてるのは避けてください。試すのは手の甲までにします。また、店内の照明は自然光と色の見え方が違うため、可能なら入口付近など明るい場所でも確認してください。
メンズ アイブロウおすすめ6品を用途と価格で比較
ここからは、線・面・毛色のどれに使うかで6品を並べます。なお、順位は付けません。というのも、必要な作業が人によって違い、同じ商品が全員の最適解にならないからです。価格はいずれも2026年8月時点の税込表示で、店舗やタイミングによって変わります。
| 商品名 | タイプ | 価格 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ORBIS Mr. ミスター ビアード&アイブロー ペンシル | ペンシル | 2,200円 | 男性向けの色から選びたい |
| CEZANNE ブラシ付アイブロウ繰り出し | ペンシル | 638円 | 汗をかく日にも使いたい |
| ちふれ アイブロー ペンシル くり出し式 | ペンシル | 605円 | まず費用を抑えて試したい |
| RIMMEL プロフェッショナル アイブロウ ペンシル&パウダー N | ペンシル+パウダー | 1,320円 | 描くとぼかすを1本で済ませたい |
| CEZANNE アイブロウ&シェードパウダー | パウダー | 693円 | 眉全体を薄く埋めたい |
| excel カラーオン アイブロウ | 眉マスカラ | 1,320円 | 毛はあるが色が強い |
欠けを描き足すペンシル3品
まず、線を足す用途では3品が候補になります。ORBIS Mr. ミスター ビアード&アイブロー ペンシルは2,200円で、ブレイブグレーとスタイリッシュブラウンの2色です。男性向けに色が絞られているため、売り場で迷いにくいのが利点になります。眉と髭の両方に使える設計なので、口元の薄い部分も同じ1本で足せます。
一方、CEZANNE ブラシ付アイブロウ繰り出しは638円で全6色、芯は2×3mmの楕円です。水・汗・皮脂に強いウォータープルーフのため、汗をかく季節でも使いやすい方向です。また、ちふれ アイブロー ペンシル くり出し式は5色それぞれ605円で、削らずに使えます。どちらもスクリューブラシが付いているので、ぼかすための道具を別に買わずに済みます。
面をふんわり埋める2品
次に、面を埋める用途では2品を挙げます。RIMMEL プロフェッショナル アイブロウ ペンシル&パウダー Nは全5色で各1,320円(参考小売価格)、楕円ペンシルとパウダーが1本にまとまっています。そのため、眉尻を描いてから眉頭をパウダーでぼかす、という流れを持ち替えずに行えます。描く作業とぼかす作業を分けられるのが、この形の利点です。
これに対して、CEZANNE アイブロウ&シェードパウダーは693円で、3色のパウダーとダブルエンドブラシが付きます。色を混ぜて濃さを調整できるため、眉全体をふんわり見せたい人に向きます。単品で使った日は、石けんや洗顔料で落とせるのも続けやすい点です。
毛色を変える眉マスカラ1品
最後に、毛の色を変える用途ではexcel カラーオン アイブロウが候補です。価格は1,320円で、汗・皮脂・水に強いウォータープルーフ、こすれに強いスマッジプルーフの表示があります。しかも落とすときはお湯で対応できるため、専用の洗浄料を増やさずに済みます。毛が十分にある人向けの道具だと考えてください。
ただし、毛のない部分に塗っても色は乗りません。つまり、欠けを埋めたい人はペンシルかパウダーが先になります。眉マスカラは、描き足したうえで全体の色をそろえる仕上げにも使えます。
買う前に価格と色数を見直す
価格や色の展開は改定されることがあります。そのため、買う直前にブランドの表示を確かめてください。とくに色数は、選べる幅がそのまま失敗しにくさにつながります。
初回は片眉に数本ずつ足して仕上げる
道具と色が決まったら、あとは描き方です。ここで失敗の大半を占めるのが、最初から両眉を完成させようとして濃くなるパターンです。そこで初回は、片眉に数本だけ足して離れて見る、という進め方をおすすめします。
- まず、洗顔後などに眉の汗や皮脂をティッシュで軽く押さえる
- 次に、スクリューブラシで毛流れを整える。眉頭は上へ、中央から眉尻は斜め外へ
- そのうえで、眉尻と欠けている場所にだけ短い線を数本足す
- いったん鏡から一歩離れ、左右のバランスを見る
- 最後に、足りない場所だけ少し追加し、ブラシでぼかす
描く前に毛流れと足りない場所を確認する
まず、描く前にブラシで毛流れを整えます。というのも、毛が寝ていると本当に足りない場所が分からず、必要のないところまで描いてしまうからです。整えてから足りない場所を決めると、描く量そのものが減ります。
あわせて、汗や皮脂を押さえておいてください。皮脂が残ったまま描くと、色がのらないうえに時間がたつとにじみやすくなります。ティッシュで軽く押さえる程度で十分です。
眉尻と欠けに数本だけ描き足す
そのうえで、描くのは眉尻と欠けている場所だけにします。ペンシルは芯を約2mmだけ出し、短い線を毛の流れに沿わせてください。眉頭から塗りつぶさないことが、自然に見せる分かれ目になります。
一方、パウダーを使う場合は眉の中央から薄くのせます。眉頭はブラシに残った分だけで足り、そこを濃くすると顔全体が重く見えます。
一歩離れて左右を見てからぼかす
数本足したら、鏡から一歩離れて左右を見ます。というのも、近い距離で完全に左右をそろえようとすると、片方ずつ描き足して両方とも濃くなるからです。左右は離れて見て判断するのが基本になります。
また、濃いと感じたときに描き重ねてはいけません。濃さは足して直すのではなく、乾いたブラシでぼかして減らします。そのうえで、足りない場所だけ少しずつ追加してください。
左右を完全にそろえようとしない
眉の位置や毛の生え方には、もともと左右差があります。完全な対称を目指すと、削るように描き足して不自然になりがちです。少し離れて見て違和感がなければ、そこで止めてください。
汗・落とし方・買い替えで続けやすさを決める
描き方が分かっても、朝の工程が増えると続きません。そこで最後に見ておきたいのが、汗への強さ、落とすときの手間、そして持ち歩く本数です。つまり、性能そのものより、毎日の生活に収まるかどうかで判断します。
汗をかく日は公式の耐水表示を見る
まず、汗をかく機会が多い人は、商品に書かれた表示を見てください。ウォータープルーフは水や汗に強い処方、スマッジプルーフはこすれに強い処方を指します。汗と摩擦は別の項目なので、両方を確かめる価値があります。
ただし、これらは落ちなくなるという意味ではありません。強い表示があっても、こすれば取れるので、汗は拭くのではなく押さえるようにしてください。
落とし方は商品ごとに確認する
次に、落とし方です。石けんや洗顔料で落とせる商品もありますが、単品で使った場合に限る、といった条件が付くことがあります。条件つきの表示かどうかを見ておくと、夜に困りません。
また、複数を重ねた日は、いちばん落ちにくい商品の方法に合わせます。落ちないからと強くこするより、指定された落とし方に替えるほうが肌の負担が小さくなります。肌に赤みやかゆみが出た場合は、使用を中止してください。
続かないならブラシ付き1本に戻す
それでも朝に使えない日が続くなら、道具を増やしたことが原因かもしれません。そこで、スクリューブラシが付いたペンシル1本まで戻してみてください。作業を一つに絞ると、30秒ほどで終わります。
というのも、高機能な商品でも、使わなければ目的を果たさないからです。続けられる形に落とし込むほうが、道具をそろえるより結果につながります。あわせて眉以外の最低限も知りたい人は、メンズメイク初心者向けの解説が土台になります。
- 汗をかくか……運動や外回りがあるなら耐水の表示を優先する
- 夜に手間をかけられるか……洗顔料で落とせる条件を確認する
- 持ち歩くか……直しが必要なら、削らずに使える形を選ぶ
メンズ アイブロウのよくある質問
初心者はペンシルとパウダーのどちらがおすすめですか?
足りないものによって変わります。まず、眉尻が消えている、一部に毛がないという場合はペンシルが向きます。線を足す作業だからです。一方、毛はあるものの全体が薄く地肌が透ける場合は、面を埋めるパウダーのほうが境目が出にくくなります。なお、どちらか迷うなら、スクリューブラシの付いたペンシルから始めると、ぼかす道具を別に買わずに済みます。
黒髪ならグレーとブラウンのどちらを選べばよいですか?
黒髪の場合は、グレーか暗いグレージュから試すほうがなじみやすい傾向があります。というのも、ブラウンは眉だけ明るく見えて浮くことがあるからです。ただし、髪に少し茶色みがある人は、暗めのブラウンでもそろって見えます。そのため、色名で決めず、手の甲に描いてぼかした色を見て選んでください。真っ黒で塗りつぶすのは、面として残りやすいので避けます。
アイブロウを使っていると気づかれませんか?
薄く描いてぼかせば、目立ちにくくはできます。ただし、照明や見る距離で印象は変わるため、絶対に気づかれないとは言い切れません。そこで、初めての日は休日など気楽な場面で試し、鏡から離れて確認しておくと安心です。とくに濃くなりやすいのは眉頭なので、そこを触らずに眉尻から描くと自然に見せやすくなります。
アイブロウは洗顔料だけで落とせますか?
商品によって異なります。たとえば単品で使った場合に石けんや洗顔料で落とせる、と示されているものもあれば、お湯で落とすタイプもあります。そのため、購入時に表示を確認してください。また、複数を重ねた日は、いちばん落ちにくい商品の方法に合わせます。落ちにくいからと強くこすると肌の負担になるので、指定された方法に替えるほうが安全です。
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ハダレポは、使った人の口コミを集めているサイトです。描きやすさだけでなく、色が合わなかった、落としにくかったという感想も、次に選ぶ人の助けになります。ひとことからで構いません。