メンズメイク初心者は「直したい1か所」から始める
メンズメイクを始めるとき、いきなり一式そろえる必要はありません。初心者ほど、気になる悩みを一つに絞り、それに必要な1品だけを買うほうが失敗しにくく、続けやすくなります。「何から買えばいいか分からない」と感じるのは、選択肢が多すぎるからです。ここでは、鏡を使った30秒のセルフチェックで、自分が最初に手を出すべきカテゴリを一つに決める方法を紹介します。
まず鏡で青ひげ・色ムラ・眉・唇をチェック
最初にやることは、鏡の前で自分の顔を30秒ほど見ることです。できれば窓際など、自然光に近い明るさの場所が向いています。蛍光灯だけの室内は色が分かりにくく、あとで「思ったより白い」といった仕上がりのズレにつながります。
見るポイントは4つです。口まわりの青ひげや頬の色ムラが気になるか、目の下のクマや小さな赤みなど部分的な悩みが目立つか、眉が薄い・左右で差があるか、唇の血色が悪く見えるか。ここで一番気になった箇所を一つだけ選びます。「肌が脂っぽいのか乾いているのか」といった肌質は、初心者のうちは無理に言い当てなくて構いません。まずは見た目で気になる場所から入るほうが迷いません。
悩みごとに最初の1品を決める
選んだ悩みによって、最初に買うカテゴリは変わります。下の早見表で対応を確認してください。
| 気になる悩み | 最初の1品 | 塗る範囲 | まわりの気づかれ方 |
|---|---|---|---|
| 青ひげ・広い色ムラ・くすみ | BBクリーム | 顔全体に薄く | 量しだいで気づかれる |
| クマ・部分的な赤みやニキビ跡 | コンシーラー | 気になる点だけ | ほぼ気づかれない |
| 眉が薄い・左右差 | アイブロウペンシル | 眉の足りない部分 | ほぼ気づかれない |
| 唇の血色 | 色つきリップ | 唇 | ほぼ気づかれない |
| 目の印象を強くしたい | アイライナー・マスカラ | まぶた・まつげ | 気づかれやすい(慣れてから) |
| 顔色を明るく見せたい | チーク | 頬 | 気づかれやすい(慣れてから) |
BBクリームは顔全体の色ムラをならすもの、コンシーラー(気になる部分だけを隠す部分用アイテム)は狭い範囲をピンポイントで隠すものです。広い範囲が気になるならBB、点で気になるならコンシーラー、と役割で分けると迷いません。初心者は、まずこの表で1品を決めるところから始めれば十分です。
表の下2つは「気づかれやすい」に分類しています。アイライナーやマスカラ、チークは、少し入れただけでも目や頬の印象が変わるため、まわりに気づかれやすいカテゴリです。悪いものではありませんが、量の加減が難しく、慣れないうちは「メイクしている」と分かる仕上がりになりがちです。まずは上の4つから始めて、鏡で自然に見える量が分かってきてから足すほうが失敗しにくくなります。
気づかれ方は量で変わる
この列は、適量を使ったときの目安です。「ほぼ気づかれない」ものでも塗りすぎれば気づかれますし、「気づかれやすい」ものでもごく少量ならなじみます。塗る範囲が狭く、量の加減が分かりやすいものから慣れていくのが安全です。
平日は1品、休日は3品なら続けやすい
メイクが続かない理由の多くは、工程が多くて朝に時間がかかること、落とすのが面倒なこと、買い足す場所が分からないことの3つです。だからこそ、最初から毎日フルでやろうとしないほうがうまくいきます。
おすすめは二段階の運用です。平日は選んだ1品だけを薄く使い、時間に余裕のある休日だけBB・眉・リップの3品を試す。これなら朝の負担が小さく、落とす手間も減らせます。慣れてきたら平日の品数を少しずつ増やせばよく、無理なく自分のペースを作れます。
最低限そろえるならこの3品|初心者向けメンズメイクおすすめ
ここでは、初心者が最初の1本に選びやすいアイテムを、肌・眉・唇の3カテゴリから一つずつ紹介します。選んだ基準は、ドラッグストアや公式通販で手に入れやすいこと、仕上がりが自然で「メイクしている感」が出にくいこと、そして落とし方が分かりやすいことです。価格は変動するため、購入時に店頭や通販で確認してください(2026年8月時点では固定価格を示しません)。肌に触れるものなので、合う・合わないには個人差があります。
肌全体を整える|ウーノ フェイスカラークリエイター(ナチュラル)
顔全体の色ムラや青ひげをならしたい人向けのBBクリームです。分類は化粧品で、SPF30・PA+++、容量は30gです(出典:ファイントゥデイ公式)。日中の紫外線対策にも使え、使用場面に合わせて選べます。青ひげやくすみをメイクで自然にカバーし、肌の色を均一に見せるのが役割です。
落とし方が分かりやすいのも初心者向けの理由です。洗顔料やせっけんで落とせるため、専用のクレンジングを別に買わずに始められます。なお、ノンコメドジェニックテスト・アレルギーテスト済みと表示されていますが、これはすべての人にニキビのもとやアレルギーが起きないことを保証するものではありません(出典:ファイントゥデイ公式)。肌に異常を感じたら使用を中止してください。
眉を少しずつ足す|ヴィセ リシェ アイブロウペンシルS
眉が薄い、左右で差があると感じる人向けのアイブロウペンシルです。芯の太さは1.5mmで(出典:コーセー公式)、細いぶん、一度に濃く塗ってしまう失敗を避けやすく、毛を一本ずつ足すように少しずつ描けます。初心者がまず眉から整えたいときに扱いやすいタイプです。
色を選ぶときは、自分の髪色から離れすぎない色を選ぶのがコツです。髪より極端に濃い眉は浮いて見えます。店頭で試せる場合は、手の甲ではなく実際の眉の近くで色味を確認すると失敗しにくくなります。
唇に薄く色を足す|メンソレータム ウォーターリップ(色つきタイプ)
唇の血色が悪く見える人向けの色つきリップです。ラズベリーレッド、ピーチゴールドなどの色があり、はっきり発色するのではなく、透けるようにほんのり色づくタイプなので、いかにも塗った感じになりにくいのが特徴です。ドラッグストアで探しやすく、最初の1本として試しやすいアイテムです。
迷ったら「まわりの気づかれ方」で選ぶ
初心者が一番避けたいのは「メイクしていると分かる仕上がり」です。部分的に使うコンシーラーや眉、透け感のあるリップは、量を守れば気づかれにくく、最初の1品にしやすいカテゴリです。
自然に見せるメンズメイクの順番と量
メンズメイクを自然に見せるコツは、順番を守り、少量ずつ足していくことです。使う順番は、洗顔・保湿でスキンケアを整えたあと、BBクリーム、眉、リップの流れが基本になります。量は商品ごとの使用方法を優先し、一度に決めきろうとせず、足りなければ少し足す、という進め方にします。以下で工程ごとのポイントを説明します。
洗顔と保湿でムラになりにくい土台を作る
メイクの前に、洗顔と保湿で肌の状態を整えます。皮脂や汗が多く残ったままBBを塗ると、崩れやすくムラの原因になります。逆に乾燥しすぎているとBBが均一に伸びません。
順番は次のとおりです。
- 洗顔で余分な皮脂や汚れを落とす
- 化粧水などで水分を補い、肌をこすらずになじませる
- 肌表面がべたつかない状態になってからメイクに移る
保湿のあと、肌がテカって見えるほど油分が残っているときは、少し時間をおくか、軽く押さえてからBBに進むとムラになりにくくなります。
BBクリームは中心から外へ薄く広げる
BBクリームは、少量を顔の中心にのせ、そこから外側へ薄く広げます。最初から全体にたっぷり塗ると厚ぼったくなり、崩れやすくなります。まず薄く一層のせて、青ひげや色ムラが気になる箇所だけ、あとから少し重ねるのが自然に見せるコツです。
特に確認したいのが顔と首の境目、そして髪の生え際です。ここで色が急に変わると「顔だけ違う色」に見えます。フェイスラインはとくに薄くなじませ、境目をぼかしてください。
眉と唇は「足したと分からない手前」で止める
眉は、輪郭を線で囲まず、毛が足りない部分だけを一本ずつ描き足すイメージにします。眉頭(眉の内側の始まり)は濃くすると不自然になりやすいので、いちばん薄く仕上げます。左右を完全に同じにしようとすると、かえって描きすぎてしまいます。
リップは、一度塗ったあとティッシュで軽く押さえると、色が落ち着いて自然になります。全体を通して、塗るたびに鏡から一歩離れて全体を見ると、やりすぎに気づきやすくなります。近くで見て「もう少し」と足していくと、離れたときに濃すぎることが多いためです。
「メイクしてる感」が出る4つの失敗を直す
メンズメイクで「塗っていると分かる」と感じるときは、たいてい原因が決まっています。よくあるのは、BBの厚塗り、顔と首の色差、線のように描いた眉、時間が経ってからの皮脂崩れの4つです。まずは原因を切り分け、量や塗り方の問題なのか、肌の異常なのかを分けて考えます。下の表で見分けてください。
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 顔が白っぽく厚く見える | 量が多い | 一度に塗る量を減らし、薄く重ねる |
| 顔だけ色が浮く | 色が肌に合っていない | フェイスラインで色を選び直す |
| 眉が濃く不自然 | 描きすぎ | 足りない部分だけに描き足す |
| 時間が経つとテカる・ヨレる | 皮脂・保湿の過不足 | 押さえて薄く直す |
| かゆみ・赤み・ヒリつき | 肌に合っていない可能性 | 仕上げ直さず使用を中止する |
BBの厚塗りと顔だけ違う色を避ける
厚塗りと色差は、初心者が最も気づかれやすい失敗です。色を選ぶときは、手の甲ではなくフェイスラインの近くで確認してください。手と顔は色が違うため、手で合わせると顔で浮きます。
一度で完全にカバーしようとしないことも大切です。薄く塗って足りなければ重ねる、を繰り返すほうが、結果的に自然に仕上がります。青ひげなど濃い部分だけ、そこにピンポイントで少量を重ねると、全体が厚くならずに済みます。
眉は輪郭を囲まず、足りない部分だけ描く
眉の失敗は、左右を完全にそろえようとして起きることが多いです。人の顔はもともと左右が少し違うため、無理に合わせると濃く描きすぎてしまいます。輪郭を線でぐるりと囲むのも、いかにも描いた眉に見える原因です。
毛が生えていない部分、薄い部分だけを、短い線を重ねるように足すのがコツです。描いたあとは、指やブラシで軽くぼかすと、線が目立たず自然になじみます。
崩れと肌の異常を分けて対処する
時間が経って崩れたときは、あぶらとり紙などで軽く押さえてから、崩れた部分だけを薄く直します。上から重ね塗りすると厚くなり、かえって崩れが目立ちます。
一方、かゆみ・赤み・ヒリつきといった異常は、崩れとは別の問題です。これは仕上がりの調整で対応するものではありません。合わない可能性があるため、その場合はメイクを落として使用を中止してください。心配なときは、使い始める前に腕の内側などで少量を試すパッチテストをしておくと安心です。
異常が出たら仕上げ直さない
かゆみや赤み、ヒリつきが出たときは、量や塗り方の問題ではなく肌に合っていない可能性があります。上から直そうとせず、落として使用を中止してください。合う・合わないには個人差があります。
同じ悩みの人がどう選んだか見てみる
ハダレポは、メンズ美容の商品を口コミと一緒に見比べられるサイトです。候補を絞ったら、自分と同じ悩みの人がどんな観点で選んでいるかを確認できます。使ったことのあるアイテムがあれば、感想の投稿もできます。
メイクを落とすまでが毎日の基本
メンズメイクは、落とすところまでが1日の流れです。落とし残しは肌トラブルのもとになりやすいため、その日のうちに落とします。ただし強くこするのは逆効果です。使った商品の表示に合わせた落とし方を選び、こすらずに落とすことを基本にしてください。続けるための見直し方もあわせて説明します。
まず商品表示で落とし方を確認する
落とし方は商品によって違います。「洗顔料やせっけんで落とせる」と書かれた品もあれば、専用のクレンジングが必要な品もあります。ここを混同すると、落としきれずに肌へ残ったり、逆に不要な工程を増やしたりします。
買う前に、その商品の落とし方を忘れずに確認してください。初心者のうちは、洗顔料で落とせるタイプを選ぶと工程が減り、続けやすくなります。
こすらず落として、洗顔後は保湿する
落とすときは、次の流れが基本です。
- 表示に従い、洗顔料またはクレンジングでメイクをなじませる
- ぬるま湯で、こすらずにやさしく洗い流す
- 洗顔後は化粧水などで保湿し、肌の乾燥を防ぐ
ゴシゴシこすると肌に負担がかかります。落ちにくいと感じても、力を入れるのではなく、なじませる時間を少し長くとってください。落としたあとに乾燥やヒリつきなどの異常が続く場合は、使っている品が合っていない可能性があるため、使用を見直します。
続かない日は使う品数を一つに戻す
毎日きちんとやろうとすると、忙しい日に負担を感じて続かなくなります。続かないと感じたら、まず何が原因かを見直してください。工程数が多いのか、落とすのが面倒なのか、買い足す場所が分からないのか。
原因が分かったら、最初の1品だけに戻します。平日は選んだ悩みを一つ整えるだけ、と割り切れば、無理なく続けられます。工程が多くて朝がつらいなら品数を減らし、落とすのが面倒ならせっけんで落とせる品に絞る、というように、原因に合わせて負担を一つずつ外していくのがコツです。完璧を目指すより、薄く長く続けるほうが結果的に自然な仕上がりに近づきます。慣れてきたら、休日に3品を試す日を少しずつ増やして、自分に合うペースを見つけてください。
メンズメイク初心者のよくある質問
メンズメイク初心者は何から始めればいいですか?
まず鏡で自分の顔を見て、青ひげ・色ムラ、クマ、眉、唇のうち一番気になる箇所を一つ選んでください。広い色ムラならBBクリーム、部分的な悩みならコンシーラー、眉ならアイブロウ、唇なら色つきリップ、と悩みごとに最初の1品が決まります。全部そろえる必要はなく、1品から薄く試すのが失敗しにくい始め方です。
メンズメイクはBBクリームだけでも大丈夫ですか?
青ひげや顔全体の色ムラが気になる人なら、BBクリーム1本から始めても十分です。顔の色をならすだけで印象は変わります。ただしBBは広い範囲用なので、クマなど点で気になる悩みには部分用のコンシーラーのほうが向きます。自分の悩みが「広い範囲」か「部分」かで選ぶと迷いません。
女性向けのメイク用品を男性が使っても大丈夫ですか?
成分や仕組みに男女で大きな違いはなく、女性向けの品を使っても問題ありません。ただし色選びには注意が必要です。明るすぎる色や発色の強い色は肌から浮きやすいため、自然な色味を選ぶことが大切です。肌に合うかどうかには個人差があるので、初めての品は少量から試してください。
メンズメイクが崩れたときはどう直せばいいですか?
まずあぶらとり紙などで、崩れた部分の余分な皮脂を軽く押さえます。その上から、崩れた箇所だけを薄く直してください。全体に重ね塗りすると厚くなり、かえって崩れが目立ちます。なお、かゆみや赤みなどの異常がある場合は、崩れとは別の問題です。仕上げ直さず、落として使用を中止してください。
BBクリームはクレンジングが必要ですか?
商品によって異なります。「洗顔料やせっけんで落とせる」と表示されたBBなら、専用のクレンジングを用意しなくても落とせます。一方、そうした表示がない品はクレンジングが必要な場合があります。買う前に落とし方の表示を確認してください。初心者は、洗顔料で落とせるタイプを選ぶと工程が少なく続けやすいです。
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